ポッキー雪崩

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「誕生日おめでとう」 山田がクラッカーをひきながら言った。 パンという少し大きな音が部屋に響く。 僕はそれにあわせてケーキのろうそくを消した。 勢いよく吹いたので一気に全部消える。 僕は少しテンションがあがった。 「さあ食べますか」 山田がテキパキとケーキを切りわけて、僕の前に置く。 「いただきます」 僕は手をあわせて言った。 ケーキを一口食べると甘酸っぱい味が口いっぱいにひろがる。 苺のケーキはやっぱり美味しい。 僕は一切れ食べ終わるとおかわりをした。 「他のも食べてよ」 山田は呆れたように言った。
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