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「女の子に声をかけるの初めてなんだよね。」
彼は照れながら言った。
摩耶はドキドキしながら赤外線通信で、連絡先を交換した。
「俺のことは龍(リュウ)って呼んで。君は?」
「摩耶…。」
小さく呟くと、龍という美少年からの甘い香りにクラクラしていた。
何の香水だろう…。
「摩耶…キター!」
「…はい?」
なんか一瞬聞き取れなかったが、気にはしなかった。
「なんでもないよ?じゃ、メールください!」
甘い香りを残して龍君は去っていった。
ドキドキ…。
摩耶は明るい未来をヒシヒシと感じていた。
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