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アイスはゆっくりとこっちを向いた。
「や、山田!」
僕はびっくりして言った。
「じゃあーん。似合う?」
山田は面白そうに言った。
僕は何も言えなかった。
「柳生が魔法少女☆ライムっていうアニメにはまってるって聞いてさ、コスプレしてみたんだ」
山田は聞いてもいないのに、ぺらぺらと喋った。
「嬉しくない?」
山田は不安そうに、僕の顔を見る。
「嬉しいよ。ありがとう」
僕はもう一度ぎゅっと抱きしめた。
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