事件発生

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山田は恥ずかしそうに笑った。 僕はそんな山田が可愛く思って、もっと強く抱きしめた。 「痛いよ」 山田にそう言われるまで僕は抱きしめ続けていた。 僕は抱きしめるのをやめ、山田に座るよう言った。 山田は素直にテーブルの前に座った。 山田の前にジュースを置き、僕は話し始めた。 「山田に嫌われるのが怖くてずっと言えなかった。ごめん。僕オタクなんだ」 山田は平然とした顔をして聞いていた。
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