67人が本棚に入れています
本棚に追加
「お~いアレン、室長が呼んでるぞ!任務だ!」
山ほどの書類を持ち歩きながらリーバーがアレンを呼んだ。
「分かりました。僕一人ですか?」
「いぃや、神田と二人だ」
「あ、ティムキャンピーはどうするんだろう…」
少し悩んでいるアレンを見てリーバーは
「早く行かなきゃ神田がキレるぞ~」
そう言ってヨタヨタと歩いていった。
「コムイさんに聞いた方がいいね。先に行ってて、私リナリーの部屋に寄ってから行くから」
「あ、服が出来てる時間ですね。じゃぁ、また後で」
アレンはティムキャンピーに背を向けたが
「あ」
そう言って振り返った。
「?」
ティムキャンピーが首を傾げる。
「ラビだけは絶っっっっっっ対に気をつけて下さい」
「うん、わかった。クロスからの大切な預かり物だから、でしょ?」
「そ…」
(それもあるけど…)
「…大丈夫だょ。ラビの行動なんかお見通しだもん。ほら、早く行かなきゃ神田、怒るよ?」
ニッコリ笑い手を振るティムキャンピー。
「あ……はい。じゃぁ、後で」
アレンは今度こそ、背を向けて歩いていった。
「…そうだよ…3日間だけだもん…」
ティムキャンピーはその場から走り去った。
最初のコメントを投稿しよう!