金髪の女の子

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~黒の教団・室長室~   「お疲れさま、アレン君」   コムイが報告書を受け取って言った。   「はい、それじゃあ、失礼します」   アレンはペコッと頭を下げて室長室を後にした。 ぱたぱたぱた…   「ティムキャンピー、どこ行ってたんだよ」   アレンはティムキャンピーを肩に乗せ、部屋へ足を運んだ。   「あ、アレン君。おかえりなさい」   歩いているとリナリーに出会った。   「ただいま、リナリー」   ニッコリ微笑んで、挨拶し返す。   「ティムキャンピーもお疲れさま」   コクコク   ティムキャンピーはリナリーの声に反応して、首(?)を縦に振った。   「じゃあね、ゆっくり休んでね」   リナリーは手を振って歩いていった。   アレンは彼女を見送って再び部屋を目指して歩きだした。   ~アレンの部屋~   ガチャ、パタン   「ふ~…疲れたなぁ」   アレンはベッドに倒れ込み、うとうとしていた。   「う~…お風呂…なきゃ…」   アレンはそのまま朝まで爆睡した。   ~朝~   窓から朝日が射して、アレンの顔に降り注いだ。   「ん…あれ?あのまま寝ちゃったのかぁ…シャワーあびな   (………?)   起きあがろうとするアレンの手に何かさらさらの手触りが伝わってきた。   ゆっくり横に振り向くアレン。   「え…えぇ!?」   ずるっ ドスン!   驚いてベッドから落ちた。
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