第2章 ストーカー

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翌日… 今日はいつも通り学校。 僕は2組で、祐希と同じクラスだ。 休み時間、祐希が話かけてきた。 「昨日俺、何買ったと思う?!…ジャーン!!携帯ストラップ!瀬戸ちゃんとオソロイ。」 祐希は自慢げに携帯を取り出した。 それは、可愛いライオンが付いたストラップだった。 「よかったね。お揃いだし。」 「おぅ!それに、サーカス楽しかったな。」 そんな話をしていると、チャイムが鳴った。 授業は暇だった… 数学だから特にやる気が起きない… ふと、窓の外を見た。 ガタッ その光景に、思わず席を立ってしまった… 校庭に昨日のピエロがいる!! 小さくジャンプしながら、こっちに向かって手を振っている。 「久保!!」 先生に注意されて、席に着く… もう一度窓の外を見たが、もういなかった……
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