第2章 ストーカー

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やっぱりアレは幻覚だったのかもしれない… それから2日がたった… 裕介は自分のセリフや舞台の流れを覚えるのに集中し、ピエロのことは忘れかけていた。 部活の帰り、由衣が話かけてきた。 「ぁのさ…サーカスん時、お土産屋さんで裕介に携帯ストラップ買ったんだ…あたしとお揃いで。」 由衣は可愛く包装されたストラップを差し出した。 「…僕に?…ありがとう!」 包みを開けると、ピエロのデザインのストラップだった。 「ピエロ好きだって言ってたから。」 「大事にするよ。」 顔を上げて、由衣の方を見た… 「……!!ぅわっっ!」 そこにいたのは… 由衣ではなかった… …………ピエロ…だ…
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