100人が本棚に入れています
本棚に追加
テント内はほぼ満席に近かった。
けれども、良い席は見つかった。
皆、席に着き、始まるまで雑談していた。
僕の隣は瀬戸紗弥加と佐藤亮だった。
瀬戸さんは、隣にいる由衣と話をしていた。
佐藤は、腕を組みうつ向いていた。
あまりサーカスの雰囲気は合わないらしい。
サーカスはすぐに始まった。
中央の舞台の奥から、ビール腹の団長らしき人がでてきた。
見るからに陽気な感じだ。こういう人物には好感がもてる。
サーカスが始まってからは、夢を見ているようだった。
空中ブランコにライオンの芸、トランポリン……
迫力満点だ。
僕たちはすっかりサーカスに魅了された…
最初のコメントを投稿しよう!