プロローグ

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(ヤバいヤバイヤバイヤバイ!!!!) カイは慌てていた。 キキィーーー!! ドン‼‼ 朝8時…通勤ラッシュの駅前で飛び出しによる交通事故が発生した。 みてみると少年が車の3㍍先に飛ばされうつ伏せになって倒れていた。 少年はピクリともうごかない。 「っっ…………」 『おぃ!大丈夫か!?…だっ‥誰か救急車!』 『‥坊や!!大丈夫!?』 少年の周りでは事故を見て集まってきた人で溢れていた。 引いた車の主は顔面蒼白でオロオロしている。 引かれた少年…それはまさしくカイであった。 (…ちっ‥あともうすこしだった…のに‥) 薄れゆく意識の中…カイは雲一つない青い空をみた。 (…サヤカ…)
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