如月の朝

3/10
前へ
/73ページ
次へ
  まるくまぁるく体を縮こめてふと眠りから覚めた   体に巻きついた毛布 その中でまるで胎児のように自分が眠っていたかと思うと笑いがこみ上げてきた   カーテンからまだ光は差していない…   《夜明け前?》   しばらくそのままの姿勢でまどろんだ後、意を決して布団から這い出た   《さむっ;;;》     上着を羽織り靴下を探す そしてカーテンを開けた   窓についた結露がユルユルと落ちていく…   そっと窓を開けてみた 途端に吹き込む身も凍るような冷たい風   遠くに薄日が差している   冷たいけど清々しい朝の空気を感じながら今日も空を見上げる       《おはよう…》     【作者様:アーク×××】 *クリエイター活動有*
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

20人が本棚に入れています
本棚に追加