ロール〇・ロイス

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ある砂漠をロール〇・ロイスで横断している男がいた。 しかし砂漠のど真ん中で突然ロール〇・ロイスは故障してしまった…困った男はとりあえずロール〇・ロイス社に連絡をしてみた。 すると電話ごしに「すぐに参りますので、少々お待ちください。」とその社員は言った。 「まさか…」とは思いつつ待つ事二時間。 「バ、バ、バ、バ」 ヘリの音が聞こえた…咄嗟に上を見て男は腰を抜かした。 なんとヘリにはロール〇・ロイスがつるされていたのだ。 「これはお客様のお車の代わりです。どうぞお使いください。」 そう言い残してその者たちは故障したロールス・〇イスを持って、帰って行った。 男は「まあ代車か何かだろう、全くサービスの良い会社だ。」と思いながらもそのロール〇・ロイスを使い無事砂漠を横断しきったのだった。 そして家に戻った男は車を返そうと思いロールス・〇イス社に電話した。 すると電話からは思いもよらない言葉が帰ってきた。 「お客さまそれはなにかの間違いです。ありえません」 「えっ?」混乱した男がそう漏らすと電話口の社員は当然のように返してきた。 「ええ。わが社のロール〇・ロイスは故障致しませんので。」
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