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そして放課後。
軽く走った後、ドリブルやシュート練習をしてみる。
調子は悪くない。
「なんか調子良さそうだな。なんかいいことあったろ?」
チームメイトの正樹が問い掛けてくる。
「別になにもねぇよ」
「嘘つくなよ。なんか楽しそうだぜ。今のお前。」
「よくわかんねぇ。」
そういって教室を見る。美樹がこっちを見ている。
まさか…美樹のせいなのか?
そんなことを考えながらひたすら練習を続けた。
次はメニューの中で一番好きな試合形式だ。
美樹も見てることだし、頑張るかな。
そう思い、部活が終わるまでのひたすらボールをけり続けた。
「お疲れ様♪」
部活が終わって帰ろうとすると、校門で美樹が待っていた。
「え、ずっと待っててくれた訳?」
「当たり前じゃん♪あたしは悠紀の荷物持ちだからね!」
なかなか嬉しいことを言ってくれる。
「だからって3時間も待つか?普通?まぁ…ありがと」
「どういたしまして♪早く帰ろ?」
「そうだな」
そういって俺達は学校を後にした。
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