【始まり】

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あれは、まだ私が幼稚園の頃のことでした。   父の実家は【京都】にあり、初孫であった兄と私は祖父母に可愛がられていました。   そんな事もあり、祖父母の所へは良く行っていた記憶が残ります。   その日も両親に連れられて、祖父母のもとに。 兄と私、そして祖父母家近所の子供達といつも通り外で元気に遊んでいました。   しばらくして、タクシーが近くで止まり、中からは親戚の叔父さんが降りてきた。 叔父さんは足が悪く杖をついて歩く人でした。 いつもなら 『こんにちゎ』 と、挨拶を交すのに 私は他の事に気を取られていて挨拶すら忘れてしまったのでした。 (忘れる以前に後退りしてましたが…笑)
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