みずいろ

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浩太―― 瀬川浩太と出会ったのは高三の四月、体育祭の実行委員の顔合わせの時。 あたしの幼なじみ河上樹の友達だった。 あんまり知り合いのいない実行委員の中で浩太の存在はありがたかった。 六月の体育祭に向けて軍決めがあり、あたしのクラス、三年ニ組は浩太のクラス、三年七組と同じ青軍に決まった。 「瀬川、今日の16時から会議室で委員会だって」 「おぅ、サンキュ」 ――こんな何気無い会話もすべて大切だった。
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