🌸あの遠き日の思い出🌸

今は居ない親友へ…

～１０月２０日不安が的中…予期せぬ出来事～

俺らは例のゲーセンに到着しました。
この時…時計は１２時を指していました。

俺と無属性は…居てほしいと願いつつゲーセンの中へ…

俺『……居ないな。』
無『…あぁ…まぁあいつの事だ……きっと疲れて寝たんたべ…あんま気にすんなよ…。』
俺『…うん。そぅ…だよな…寝てんだよな。……じゃあ…俺等もそろそろ帰っか？』
無『…だな。』

そして２人は家路に着きました。

翌日…１０月２０日…運命の……そして二度と戻ってこない日がやって来ました。

毎朝俺は付き合っていた彼女のモーニングコールで目を覚ましていました。もちろんこの日もそのつもりでした…。

時刻は朝８時…
🎵ﾁｬﾝﾁｬﾝ…ﾁｬｶﾁｬｶﾁｬ…ﾁｬｶﾁｬｶﾁｬ…🎵←(ﾏﾝﾎﾞNo.5)ﾋﾟｯ……

俺『…は･い……おはよ･う…』

俺は朝にめっぽう弱く…やる気の無い声で電話に出ました。

天然娘(仮名)『…おはようじゃなくて❗大変なのよ‼‼』

彼女の天然娘は慌てた声で何かを言っていた…。

俺『……ん～？なぁにぃ～～……？？』
天然娘『だから‼‼Ｍ先輩が亡くなったって😢‼‼…嘘かどうかは分かんないから…新聞見て‼』
俺『はぁ⁉何言ってんだお前は⁉⁉今日の新聞見ればいいのか？』
天然娘『うん…。』
彼女は声が震えていた…

俺は『んなばかな…』と心で思いつつ…二階の自分の部屋から一階のリビングに行きました。

叔父『おぅ。…おはよう。』
俺『おはよう。…あのさ…今日の新聞ある？』
叔父『ん？…あぁ…ここにあるよ。』

俺は電話をしながら片手で新聞を捲った…

最初に飛び込んできた記事を見て俺は愕然とした…。

『今日朝方４時頃○○(とある場所)に車が転落。中に乗っていた会社員(19)は○死(ﾌﾟﾗｲﾊﾞｼｰ保護の為隠させていただきます)。』

俺『⁉マジでか…。』
天然娘『‼やっぱり…本当だったの…？』
俺『あぁ…とりあえず…そっち(高校)に向かうわ…。』

ﾋﾟｯ……

叔父『…何だ？どぅした？』
俺『……うん…この記事…俺の親友なんだわ…』
叔父『は？その記事ならさっきTVのニュースでやってたぞ？確か…黒の○○○(車種)だったかな？』
俺『‼』

この時俺のカラダを寒気なのか…何なのか分からない感覚が包み込みました。

俺は叔父に頼みすぐに高校へと向かったのだった…。