🌸あの遠き日の思い出🌸

今は居ない親友へ…

～学校にて…確認…～

そして校門で車を止めてもらい俺は校舎へと走った。

時刻は午前９時２０分。
校舎の中に入った俺は元担任の長老(仮名)のいる体育館へと走った。
校舎の中は授業中の為か水を打ったように静まり返っていた。実際はそぅではなかったのかも知れないがこの時の俺には周りの音が全く聞こえていなかった。

二階に上り体育館へと繋がる渡り廊下を越えれば長老がいるはずだ…。

俺は教官室(体育教師が集まる職員室)に入った。

ｶﾞﾁｬ…

中には俺が高校の頃お世話になった教師達が居た…しかし肝心の長老の姿はそこにはなかった…。
俺は『失礼しました。』と言って出ようとした時
？『おい…健介(俺のアバ名)…』

振り向いてみるとそこには師匠(仮名)が立っていた。

俺『師匠…お久しぶりです…あの…』
師匠『Ｍの事だろ？…俺も朝長老先生から聞いてびっくりしたんだよ…。』
俺『…やっぱり…本当だったんですね…』

俺はまだこの時信じたくなかった…
ドッキリであって欲しい気持ちでいっぱいだった…。

師匠『今長老先生を呼んでくるから待ってろな…。』
俺『はい…。』

５分後…………

長老『おぅ…よく来てくれたな…学校休んだのか？』
俺『いぇ…ちょうど今日から秋休みなんです。』
長老『…そうか…俺も最初驚いたぞ…まさかアイツが亡くなるなんてな…』
俺『はい…俺も驚きました…。未だに信じられないです。』
長老『とりあえず…お前名簿渡すからこの事をクラス全員に連絡してくれ。』

そぅいうと長老は俺に名簿を渡し…『まだ授業中だから…』と言ってその場を去った。
俺は名簿を片手に教官室を後にした…。