🌸あの遠き日の思い出🌸

～連絡…そして保健室へ～名簿を捲りながら俺は色々思い出していた…。高校時代…皆と笑った事…あいつ…Ｍと行ったカラオケ等を…思い出していた。最初に電話をかけた相手は無属性だった。ヤツは昨日俺と一緒に居たし…話せば動いてくれる奴だからだ…。ﾄｩﾙﾙﾙ…ﾄｩﾙﾙﾙ…ﾋﾟｯ… 無『健ちゃんどした？』ヤツは仕事中だったらしく少し慌てた様子で電話に出た。俺『…落ち着いて聞けよ…Ｍが死んだ…。』ｼｰﾝ… 無『…は？笑えない冗談はよせよ…。』まぁ当たり前の反応だわな…。いきなり電話がきてＭが死んだなんて…冗談としか取れないわな… 俺『…いやマジなんだ…お前近くに新聞あるか？』いつにも増して俺の声がマジだったらしく…無属性は素直に新聞を見た… 無『あぁ…でどこを見ればいいんだ？』俺『テレビ欄の後ろの所だよ…記事載ってるだろ？』無『………マジかよ…でお前今どこに居るんだ？』やはり俺の思った通り無属性は動いてくれた…。無『分かった…俺もすぐそっちに向かう…で俺はどうしたらいい？誰にかける？』俺『…そぅだな…じゃあ眼鏡(仮名)と剃り込み(仮名)にかけてくれ…俺は福○の虎(仮名)にかけてから…名簿の奴らにかけるから…。』無『分かった…すぐ行くから待っててくれ…。』ﾌﾟﾂ…ﾂｰﾂ…ﾂｰﾂ… さてこれでアシは出来た…次は虎にかけるか…。ﾄｩﾙﾙﾙ…ﾄｩﾙﾙﾙ…ﾋﾟｯ虎『なんだ？』虎は面倒くさく電話に出た… どうやら後から聞いたら電話を取った場所はＵ駅だったらしい。しかも虎にしては珍しくこの日学校に遅刻したみたいだ。『違和感を感じた………朝だった…。』と虎は言っていた…。話を戻します。俺『いや…実はな…Ｍが亡くなったんだよ…』虎『…そぅか…』虎は意外に冷静だった…こういう時冷静な人間が一人は欲しいと思っていたがまさにこいつがそうだ…。虎『とりあえず…俺は授業を全部終わらせてから合流しても構わないな？』俺『あぁ…こっちは無属性が来てくれるから何とかなる…』虎『…分かった…何とかなるではなく何とかしろ…また後でかける。』ﾌﾟﾂ…ﾂｰﾂ…ﾂｰﾂ… 虎は頭が良い…こいつが居れば何とかなる…と俺は思いつつ…名簿を開き…片っ端から電話をかけた… 電話を全員にかけ終わり…一段落して…教官室に戻ってみると…そこには保健室のおばさんが居た…。何か慌てた様子で教師達と話しをしていた。

/27ページ

最初のコメントを投稿しよう！

6人が本棚に入れています

本棚に追加

広告非表示！エブリスタEXはこちら>>