🌸あの遠き日の思い出🌸

～保健室で慰め～俺『…何かあったんすか？』声をかけるとおばさんと体育教師達が一斉にこっちを見た。おばさん『健介君⁉いい所に…ちょっと保健室まで来て💦』俺は何があったのか分からないまま…おばさんと共に保健室へと向かったのだった。保健室の前に差し掛かった時…中から女生徒の泣き声がした… 聞き覚えのある声だった… ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ… 中にはＭと大の仲良しだったﾎﾞｰｲｯｼｭな女生徒が一人泣いていた…。俺もこの子を知っていたので声をかけた… 俺『…影(仮名)さん…』すると影は俺の方に振り返り俺の所に走って来て大泣きした…。影『先輩…なんで…Ｍ先輩が…なんで……』俺『………』俺にはどうする事も出来なかった…何を言っても今はしょうがない…って気持ちもあったし何よりショックを受けてる時に励ましても逆効果だって言うのを俺は分かっていたからだ…。とりあえず落ち着くまではこのまま泣かせてやろう…と思った…。ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ… どうやら一時限目が終わったらしい…その時… ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ… 彼女の天然娘が泣いている女生徒を数人連れて保健室に来た…。天然娘『…健…来てくれたんだ…Ｍ先輩…』俺『…あぁ…本当みたいだな…』その言葉を聞くと連れてきた女生徒と影はまた大泣きをした。俺『…とりあえず…泣いているのはこれで全員か？』天然娘『…うぅん…後４･５人いる…』これでは授業にならないと思った俺とおばさんは…泣いている生徒を全員連れてくるように指示をした…。俺は泣いている女生徒に声をかけた。俺『…とりあえず…落ち着け…俺も正直まだ半信半疑なんだ…まだ本当に死んだって訳じゃないんだし…な。』俺は何を言っているんだ？さっき長老に聞いたじゃないか…それなのに…いや…ここは嘘も方便…こう言っとかないと…俺がしっかりしないと… すると保健のおばさんも… おばさん『そうよ。健介君の言う通りよ。まだ決まった訳じゃないんだし…落ち着くまでここに居て良いから…』その言葉で女生徒達は泣くのを止めながら… 『本当…？』って聞いてきた。俺とおばさんは『本当だよ』と言ってその場は何とか落ち着いたのだ。するとその時… 『生徒会並びに健介さんは至急教官室前にお集まり下さい』と言う放送が流れた。俺は保健のおばさんに『後は頼みます…』と言って保健室を後にした。

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