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「はい、そうですよ」 「…信じられるわけ ないじゃないですか」 「なぜです?」 「あなたが神様なら あなたは私が嫌いなの? 一度にこんなに 仲間の死を見せて… いくらなんでも 一気にいろいろあり過ぎよ!!」 「いぇ 奈々さんのことは 大好きですよ? コレばっかりは 運命としか言えません」 「どうして!!!? 神様なんでしょ!!!?」 「神なんて そんなにたいした存在では ありませんよ 神ができるのは 人の願いを叶える事と 死の予定帳を おおざっぱに書き記すこと それだけです 運命とは 人が変えるものなんですよ」 「そんな…」 「あなたにはできますか?」 「…?」 「鈴香さんと春人さんの 死の運命を変えられますか?」 「変えられます」 「…ホントは 寝てる間にやるんですけど… 今すぐ行きたいって 顔に書いてありますよ?」 「今すぐ…行きます」 「フゥ…わかりました」 誠二さんが 私に手をかざす 「ニア」image=138573525.jpg
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