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んでね。
マサを外連れだしたんす。
空気にあてりゃあ少しは気も紛れっかなって。
どっかのシャッターが閉まった店の前で、
マサはリストカットはじめてました。
マサはそんときはいつも小さな十徳ナイフみたいなもん持っててそれで手首切ってました。
でも所詮十徳ナイフの刃なんてタカが知れてて全然切れないんです。
最初オレ見てるしかなかったでしたね。
ムリに止めるのはヤバいの知ってたし。
んで…。
カッコつけるワケではないですけど、
「一緒に切ろうか?」っていったんです。
怖かったですね。
「じゃあ切ってくれ」って言われたらどうしよみたいな( ̄▽ ̄;)
でも言われたら切るつもりでした。
ヤベ、なんかカッコつけてるみて~(^_^;)
まぁ実際オレは男前ですから(o・v・o)
向こう何にも言わなくて。
オレ切ってる手首掴んだんです。
そしたらマサは「どうして生きるのってツラいの?」って泣き出しました。
マサの顔がくにゃくにゃの泣き顔で、
オレ何にもできなくて、
情けないです。
マサはボロボロ泣いてました。
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