7人が本棚に入れています
本棚に追加
/72ページ
タク「マエダ……悪いがお前とはもう闘えない…」
マエダ「何故だ!?……俺と闘え!!…オレは母を―――――」
タク「守りてぇなら闘う相手が違うだろうが!!」
マエダ「!!」
タク「いくらここで俺を倒しても、人質を捕られたままだろう!!違うか!?」
マエダ「それは…」
タク「お前が俺を倒しても、マスダはお袋さんを盾にまた命令してくる……お前の苦しみは終わらない…!!」
マエダ「………」
タク「お袋さんを助けなきゃ、何も状況は変わらないだろう!!」
マエダ「それができないからオレはこうしているんだ!!できるならオレは既にそうしている!!………俺は母を傷付けたくないんだ……」
タク「だから俺らがマスダを倒す!!お前のお袋さんも助ける!!……マエダ……協力してくれ……」
マエダ「何故…そこまで…?」
タク「俺も女を連れ去られた…人質を捕られる苦しみは理解できる……だからこそ元凶を断たなくちゃいけない……」
マエダ「…………」
タク「マエダ…助け合おう…協力すれば、きっと何とかなる」
マエダ「タク…………」
最初のコメントを投稿しよう!