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惟は俺を離そうとしなかった。
「惟…?」
「ゃぁ」
小さな声でも聞こえてしまい、
惟がこうしてると身体が停止して抱き締めてしまう。俺は振り向き、惟を抱き締めた。
惟が苦しんでるの分かってる。友達二人も傍にいてくれた。苦しい。
こんなに痛めた胸が余計に痛む。俺は首から、外した『いじめ防止』と『傷つけるな』と意味がある学校が作ったアクセを惟につけた。
「もう大丈夫だから」
惟…
泣かないでくれ…
好きだから…
好きなのに…
傷つけたくない…
傷つけてしまう。疲れ果てた惟を抱き上げ
「惟うちと近いから連れていく」
「いいですか?」
「ああ」
「すいません」
そう話し車を呼び家に帰った。
苦しい
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