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中学に入り、惟への気持ちを誤魔化す為にいいよってきた先輩と付き合った。
惟はこの頃から夜余計に離れなくなった。
多分、俺のちょっとした変化に気づいていたのだろう。先
輩は一つ上で綺麗な先輩。俺は惟と同じタイプは選べない
「悠彼女できた?」
「うん」
「噂聞いた。綺麗な人?」
「ああ」
「私と違う」
「え?」
「何でもない」
惟は俺にきつく抱き締めて離れてくれない。なんできつく抱き締める?本当なら惟しか選べない。『私と違う』って…違うから。苦しい
「夜には帰ってきて」
「遅くても10時」
「お泊まりしないで」
そんなのでいいのか?
こんなことしか言えない自分が嫌い。でも苦しい。それは女の人は、悠をほっておかない。私なんて適わない。『好き』って言ってフラレる勇気もない。寂しい。気持ちがみえない
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