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『兄』として俺をみたいのかは分からないけど…
惟はいつも俺を見ていた。
家に帰ると惟に触れてしまう。唇をなぞり、唇を重ね、最近は舌絡める。
惟のこの反応が恋しい。やっぱり惟を奪いたい、でもなんで嫌がらない
「なんで嫌がらない？」
「悠とはしたいから」
「ホントに？」
「ホント」
痺れる。悠といるだけで私は強く悠へ惹かれる。彼女がいてもこの時間だけは悠を独占できる。
好きな人をもっと独り占めしたい。
「ご飯ですよ」
「はい」
寂しい。惟と離れると違う時間が流れる。熱ぽい感覚が消えるねが嫌だ
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