隠した気持ち

6/22
前へ
/1005ページ
次へ
自然の流れで俺と先輩は身体を重ねた。 俺は初めてだったけど、先輩自体は始めてではなくて女を教えた人だったが 『本気になってくれない』 『誰か別な人考え過ぎ』 という理由でフラレた。俺自身、何とも想ってないよ。 惟しかみてないけど気を紛らわす為だったが無理だった。 俺が初めてを経験して帰った時に変化に気付いた惟はひたすら泣き続けて、何度か身体を重ねてその度に君は泣いて。それでも君は離れなくて… そんな事をするたびに惟が浮かぶ。惟が俺を占めてどうしようもできなくさせる。 「悠…」 「ん?」 「惟に魅力ない?」 「そんなことない」 惟の唇が俺に触れて続きをしたくなる。惟は逃げないから、自然に絡んでいく。 ほんとは惟以外いらない。でもダメなんだ。 惟とこんな事をしている間は俺は『男』になってる。それはわかる .
/1005ページ

最初のコメントを投稿しよう!

507人が本棚に入れています
本棚に追加