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ホントに可愛い女の子。加藤君はあんな女の子タイプじゃないのかな…
あたくしにもチャンスはあるかな?
「惟…ちょっと携帯とってくんない?」
斉藤さんは鞄から携帯を取り出し加藤君に渡した。『惟』って呼ぶのね。
貴方は忘れているかしら?
貴方と入学式でぶつかってあたしは貴方に恋をしていたのをしらないわね
「加藤君」
「はい」
「これからお茶しない?」
「帰りたいんです」
「わかったわ」
知ってる。
『いじめを受けた斉藤さんを心配して毎日送ってる』って。
それを解決したのも。
でもそれは、『過去』じゃないの?
「帰ろう?」
「うん」
ふたりが並ぶのをみてると苦しい。
お似合いにみえる。
斉藤さんは加藤君がホントに好きなのね。
加藤君への気持を隠してるのもわかるわ
加藤君は斉藤さんをどんな風にみてる?
あたくしを好きになる?
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