507人が本棚に入れています
本棚に追加
映画館に入りチケットを買い会場に入り座る時に加藤先輩は無理矢理、惟を自分の隣にして端に座った。その隣をあたし達が座り龍先輩が座り宮野先輩が座った。龍先輩と宮野先輩何話してんのかな?気になる。あたし達も小声で話を始めた
「宮野先輩怖い」
「だよね」
「いくらいらついたからって」
「ほら毎回惟がくっついて…」
加藤先輩はあたしの肩をたたいた
「ごめんな。色々」
「いえ」
「惟は?」
「びっくりしちゃった。ごめんなさい」
「いいよ」
「女の嫉妬ってあんまり」
気まずい感じがしていた
「惟はあまり露骨に出さないし」
「まあね」
「そんなこと…出したって仕方ないし」
加藤先輩は優しく惟の頭を撫でた。いつもそうやって惟だけをみつめてる。宮野先輩の視線がやたら痛い。龍先輩も困惑ぎみだった
「高橋って龍好きでしょ?」
「…」
「え?」
「態度に出てるし。本人は気付いてないから平気だよ」
あ~あ。後で聞かれまくるだろうな。各々に買った。飲み物などを口にして、映画が始まりみていた。映画はおもしろくてみんな笑ったり涙を流したりしてた。みんなが感動する中終わったのに…
最初のコメントを投稿しよう!