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「眼鏡返して~!
それなきゃホントになんも見えないんだってぇ!」
「美樹そんなに目ぇ悪いんか?」
「うん まぁ…
眼鏡あっても他の人より悪いし…」
「それは度があってねぇんじゃ…」
「あってますよ…
これ以上は上がらないし」
「どれどれ~」
正樹は私の眼鏡をかけようとしている。
「……。あ?うぇ!?」
細目にして周りを見渡している。
「これヤバイって!
度強すぎだわー
目疲れまくりだしぃ」
「…ね?
だから言ったしょー?」
正樹は私に眼鏡をかけて
「あんま無理すんなよ」
そうやって優しい言葉を残して教室から出ていった…。
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