~夢~

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がばっ 「…彗っ、はぁ…はぁ………夢かぁ…っ」 朝起きると私は泣いていた。 夢を見たのだ。 私には彗という恋人がいる。 そしてその夢というのは、彗を失った夢。 彗がどんどん離れて行って、いくら手をのばしてみても彼には届かなくて…そして最後には真っ暗な闇に1人、置いて行かれて…暗くて怖くて…。 …そんな夢。 「彗っ…ぁっ…いたぃよぅ…っ」 ただの夢。でもそれは私に恐怖を残す。 彗を失うという恐怖を……
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