うつけ者

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「殿、殿」 「分かっておるわ もっと身分にあった事をしろと言っているのであろう」 「まぁ 良いではないか」 「若様がこのようでは、この先織田家はどうなる事か……」 信長に注進しているのは教育係の平手正秀である 信長は日頃から服装は乱れ、相撲をしたりその辺に生えている果物をむしり取り歩きながらむしゃむしゃ食べていたりしていた、 どう考えても織田家の後取りに思えぬようであった そのため諸国の間では尾張のうつけ者と呼ばれていた
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