38人が本棚に入れています
本棚に追加
小一時間もしてから、ディスクアニマル達が戻り始めて来た…
ジンキは戻って来たディスクを音角にセットして、チェックし始めた。
「やっぱり、この近くを捜索しているディスク達はハズレかぁ…童子と姫は倒したから、これ以上は移動しないと思ったんだか…(まだ南の方を捜索しているディスクは戻ってないから、そっちに当たりが有ればいいけど…)」
すると、南側を捜索していた、アカネタカの一機が戻って来た。
ジンキは早速、音角にアカネタカをセットした…
すると、「ギギィ」と言う、音が録音されていた。
「おっ、当たりだ…」
ジンキはすぐに地図をチェックすると…
「やっぱり、ここより南か…少しだが移動してるな」
ジンキは雷神を背負うとアカネタカを起動し、その場所へ向かった。
すると岩穴から、突然、巨大なハサミが、ジンキに振り下ろされた…
ジンキは間一髪、そのハサミを避けて、音角を取り出し近くの岩に音角を当てた。
ジンキは鬼の姿になると、雷神を構えた。
岩穴から化け蟹が、その姿を現した…神鬼はまず、化け蟹の巨大なハサミを雷神で叩き切った…
そして化け蟹の腹に雷神を突き刺すと神鬼は体制を入れ換えて、雷神を小脇に抱える様な体制をとり、左肩に装備している音撃震・激神(オンゲキシン・ゲキシン)を雷神に装着した…
すると雷神はギターの形に変わった。
「音撃斬・轟雷爆神(オンゲキザン・ゴウライバクシン)」
そう言うと神鬼は雷神を掻き鳴らした。
化け蟹は、エレキギターの様な清めの音に苦しみ出し、雷神の刺さった部分の殻がどんどん、ひび割れていき、遂に爆発したのだった。
しかし魔化魍達のイレギュラーな行動は始まった、ばかりだった…
最初のコメントを投稿しよう!