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男は音叉を近くの木に当てた、音叉は特別な音波を放ち始め、男はゆっくり額の側へ持って行った。
「ハアァァァ…」
男の体を風と雷が混ざった物に被われていった…
「ハァッ」と男が気合い入れる様に声を出すと、男の頭上に雷が落ち、体を被っていた物が弾け飛んだ。
その中から現れた男の姿は人間の姿では無かった…縦に二叉に別れた大きな二本の角、その異形な姿は正に鬼と呼ぶに相応しい姿であった。
その男の名は神の鬼、「神鬼(ジンキ)」すべての音撃を自在に操り、日本各地の鬼達から、日本最強の鬼と認められている鬼である。
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