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現場に到着したジンキは、さっそく、ベースキャンプをはり、地図を準備しディスクアニマルの捜索範囲を設定した。
その頃、ヒビキはみどりから爆裂火炎鼓を受け取り、特別遊撃班になった事を喜んでいた。
そしてイブキはアキラと共にウブメを追っていた。
ディスクアニマルの設定を終えた、ジンキは音角でディスクアニマルを起動させてツチグモの捜索を開始した。
ジンキは新しい音撃鼓、爆裂怒雷鼓(バクレツ・ダライツヅミ)を見ながら、ニコニコしていた…まるで新しいオモチャを買って貰った、子供の様であった。
ジンキはツチグモを相手に新しい音撃鼓を早く試してみたいのであった。
しかし、事件は既に、起こり始めていた…香須実は風邪を引き、日菜佳にピンチヒッターを頼み、明日夢は朝から腹痛に苦しみ、そして最悪の事態は、ウブメを追っていたイブキからの電話で始まった…
開店の準備をしていた、日菜佳の携帯が鳴り…突然叫ぶ様に…
「エェ!!…共食いですか…」
日菜佳は勢地郎に電話を代わった…
「もしもし…」
「あっ…イブキですが…豹変したウブメの童子がウブメと姫を喰ってしまって…」
「うん…」
「とりあえず、奴が飛び去った方向に移動しますので…」
勢地郎は店の地下に移動しながイブキと話していた。
「わかりました、じゃあ緊急に検討します」
そして、ヒビキと日菜佳に緊急出動が掛かった。
その頃、明日夢は授業中にも腹痛に苦しみ、そして緊急出動が掛かったヒビキは、日菜佳と話していた。
「しかし、異常事態だな…」
「ですねぇ…」
「でも、あれだろ…人に対してまだ被害は出て無いんだろ…」
「そーなんですよ…最近の変わり種も、来る所まで来たかなぁ~って感じですね」
「だよなぁ…」
すると日菜佳の携帯が鳴った…
「おう、出るぞ…もしもし…おうイブキか…」
それはイブキからの電話だった。
「香須実さんに掛けたら、今日は日菜佳ちゃんが…って事なんで…」
「そぅーなんだよ…」
「これは僕の予想なんですが…」
「うん」
「状況からいって、奴は魔化魍をエサに狙ってるんじゃないかと思うんです」
「オゥオゥ…」
「っとすると、今、近くでダンキさんがヤマビコを追ってるんですが…奴はそっちに行く可能性が有るかなぁと…」
「じゃあ、あの直接、俺もあのダンキの方に向かってみるから」
「僕らもそっちに向かってますんで、後ほど」
「うん、じゃ、よろしくね…ハイ…じゃ、こっちも急ごうか」
「アッ…ハイ」
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