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俺はとある個室のソファーの上で目が覚めた。周りを見渡したところビルの一室のようだ。
状況を整理するとどうやら武器をもった奴が敵らしいな。俺ら服役囚はみんな上下真っ黒の服を着ているから見分けはすぐつく。
生きるか死ぬかだと?上等だ。俺にとってはこのゲームはお遊びにしか思えない。弱い奴が死んで強い奴が生きるんだ。
俺はふと絵里の顔が頭に浮かんだ。いや、あいつを守る義務は俺にはない。ただ一週間一緒に過ごしただけだ。それに今は絵里の居場所もわからない。
俺は切り替えて警戒心を高めながらビルを出て外に出た。
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