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ーそして、放課後ー
私は、教室で本を読んでいた。
「ガラッ」
ドアが開いた。
私がドアの方を見ると大木くんがいた。
「あっ!浅井、手紙読んでくれた?」
「えっ…あっ…うん。」
私は、忙しそうに帰る準備をし始めた。
「そ…そっか。で……返事は?」
「あっ…あのさっ…。もう少し考えさせてくれる?」
「あ…うん。良いよ!」
「そっか…じゃ。」
私その場から逃げるように帰った。
大木くんには悪い事したかな?
でも…あーゆー話苦手なんだもん…。
しょうがないよね?
帰る途中コンビニへ寄った。
たしか…牛乳がなかったんだよね。
そして、牛乳を買って外へ出た。
「ねぇねぇ。お嬢ちゃん、一緒にあそぼー♪」
ちょっと怪しめなお兄さんが話しかけてきた。
「あの…急いでるので。」
「いいじゃん!行こーよぉ♪」
「えっ…。」
うぅ~…。
どうしよぅ…怖い。
その時。
一人の男の人の声がした。
「あ!はなちゃんこんな所にいたの?探したよー♪」
っと話しかけてきた。
「え…?」
「何だよおめぇ…。」
「えっ?オレ?はなちゃんの部活の先輩だけど?あんたは?」
「……ちぇっ。」
そう言ってそのお兄さんは行ってしまった。
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