2章 見知らぬ世界

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2章 見知らぬ世界

「あの夢は一体なんだろう?」 今朝見た夢の事を考えていると ピリリリ… 「ん?春奈から電話だ」 「もしもし?塔夜?今から暇?」 「暇だけど?なんで?」「暇なら買い物に付き合ってよ。」 「あぁ、いいよ。」 「ならいつもの場所でね!」 電話の相手は幼なじみでクラスメイトの南 春奈だ 俺は着替えていつもの場所(駅前)に向かった。 春奈とたわいもない話をしながら買い物をしていた。 その時だった・・・ 「…見つけた…」 突然声が聞こえた 「ん?なにか言った?春奈?」 「え?なにも?どうしたの。」 「……いや、なんでもない」 「可笑しな塔夜(笑)」 それから度々聞こえて来た 俺は気にせずに買い物を済ました しかし 聞こえて来る声の間隔が短くなってきていた すると 「見つけた!私達の救世主を!」 !!! 突然世界が暗くなった 「なんだ!なんだよこれは!」 辺りを見回しても何も変わらなかった ひたすら走る俺。 「どうなってるんだよ…これは、夢なのか?」 「違うわ。」 急に背後から声が聞こえた。後ろを振り向くと一人の少女がいた。 「貴方はこの世界にいてはいけない…だから…」「おいおい…なんの話だよ…一体どうなっているんだ!」 「話は後…私に付いて来て…」 俺は怪しみながらも付いて行った。 そこには一つの鏡があった。 「ここから私達の世界に行けるわ…」 「…俺にどうしろと?」「どうもこうもないわ、私達の世界を救って欲しいの。」 「俺にそんな力があるわけないだろ。」 苦笑しながら話すと、 「貴方に選択肢はないわ…」 その時だった、突然鏡が光だしたのだった。 「お…おいおい!ちょっと待てよ!なんで俺…う…うゎーーーー!」 俺は光の中に吸い込まれたのだ… 「う…う…ここは?」 目覚めると俺の目の前には知らない風景があったのた。 「…ようこそ、私達の世界グリームフレスへ。」 これから俺はとんでもない事に巻き込まれるとは…
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