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田中先生と目が合い、田中先生は斉藤先生の方を見た。 田『じゃあ 私も子供達が待っているので戻ります。森井先生には連絡してありますのでその内来ると思います』と言い残し足早に校舎に向かった。斉藤先生は田中先生を見送り、斉藤先生もまた何かを覚悟したように私を顧みた。
斉『中田さん、一先ずそこのタイヤの上に座ろうか;』
私『え・・・ヤダ・・・怖い・・・』
斉『怖くないよw先生が支えてあげるからd乗るだけ、座るだけでいいから』
私『・・・・。』
斉『ほら、よっこい・・・』
私『嫌やめて!!ウチに触れないで!!』
そう泣き叫びながらもなんとかタイヤの上に座った。
斉『先生タクシー呼んだからもう少し待ってネ;』
私は無視して校舎全体を眺めた。
私(皆、今頃どうしてるんだろうか・・・ウチのせいで帰りの会遅れてんのかな)
そんな呑気な事をしばらく考えていたら東門からタクシーが入ってきた。
私(救急車じゃなくてタクシーかよ・・・)
斉『ハィ じゃあ乗って;』無理矢理タイヤに乗せられた衝撃で私はかろうじて立つ事に慣れていた。なんとかタクシーに乗って先生が『尾施病院へ』と言う。
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