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『この後、有志である場所に移動するんだ。そこで、カジノゲームを楽しむって、趣向なんだ。勿論、藤木さんや長谷川さんも参加するし、いろんな業界からも合流の予定だよ』
『非合法でしょ!そんなのダメだよ』涼子がすぐに断る
『ははっ!心配無用。ちゃんと合法だから安心しな』哲郎は、自信ありげに言う。
『日本でやる訳じゃないからね』
達也が聞く
『何処かの領事館かな?』
『治外法権って事?』
涼子が嫌な顔をする
『まぁ、それもありなんだけど、今夜の豪華メンバーには不十分なんだよね』
『じゃあ、何処へ?』
達也と涼子が、ほぼ同時に聞く。
『じゃじゃ~ん!豪華客船を用意しましたぁ』
『………』三人が目を見合わす。
『マジで?』
『そう!マジで』
そう言うと、ヨシッ…と意気込み哲郎が、パーティー会場の中央に戻り、マイクの用意をコンパニオンに促し、
『皆さん!今日は楽しんで頂けていますか?』
『今日のパーティーは、エンドレスで、皆さんにサプライズを用意しました』
『屋上にヘリを待たせています。順次、お乗り下さい。次のステージにご案内します』
哲郎は、一気にまくし立てると、会場は歓声が上がる。
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