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窓から校庭を見渡すと様々な運動部が活動をしていた。
野球、サッカー、テニス、陸上等々。どこも最新の道具を取り揃えており、改めてここがスポーツ名門校だと気付かされる。
勇気(それにしても遅いな・・・)
誰も居なくなった教室で勇気は一人ぽつんと椅子に座っていた。
ガラッ
陽子「勇気君!」
突如、扉を開けて入って来たのはもう一人の転校生の町田陽子である。
勇気「ど、どうしたの、陽子ちゃん?」
勇気は陽子が慌てている理由が分からずに聞いてみた。
陽子「に、兄さんが・・・目を離した隙に行方が分からなくなって・・・」
陽子は肩で呼吸をしながら、理由を告げた。
勇気「えーっと、要するに・・・迷子?」
勇気のその言葉に陽子は黙って頷いた。
勇気(マジかよ!)
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