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勇気「とにかく、陽介を探そう。」
勇気はその場の空気に耐えられなくなり、本題に話を移した。
陽子も同意し、その話はそこまでとなった。
東豪学園高等部は一学年10クラスで編成されている。一階から一年生、二年生、三年生と続き、三階までを生徒のクラスがほとんどを占めている。尚、特別教室等は別棟にある。
勇気「職員室は一階だから、とりあえず一階から探そう。」
陽子も同意して、陽介捜索が始まった。
三階の階段に差し掛かった所で、踊り場の窓の外にある者の姿が目に映った。
勇気「陽介!」
陽子「兄さん!」
二人の目に映ったのは、たった今捜索を開始したばかりの陽介の姿だった。
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