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勇気(何であんな所に・・・)
陽介がいた場所は中央玄関のすぐ側だった。
勇気「まさか、このまま帰る気じゃ?」
勇気のその言葉に、いっしょに見ていた陽子が首を振って否定した。
陽子「兄さん、上履き履いたままだわ。」
陽子のその言葉を聞いて、勇気は陽介の足下を見た。確かに学園指定の上履きを履いている。
勇気「となると、不可抗力で外に出たのか?」
陽子「兄さん好奇心旺盛だから、何か興味の引く物でも見つけたのかもしれないわ。」
勇気の考えをあっさり否定した陽子は、陽介がどこに向かっているのか目で追った。
陽子「球場?」
そういった陽子の視線の先には東豪学園野球グラウンドがあった。
勇気「行ってみよう!」
勇気のその言葉で、二人は階段を降りて中央玄関へ向かった。
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