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ズバーン
「監督ー、フリーバッティングにエースピッチャーじゃ練習になりませんよー。」
バッターボックスに立った野球部員が、監督に非難の声を上げた。
鬼塚「弱音を吐くんじゃない!全国にはもっと凄いピッチャーがいるかもしれないんだぞ!」
鬼塚は既に、県予選を省いて甲子園に出場した気でいた。
?「それじゃあ、わしに打たせてくれ。」
いつの間にか、バッターボックスの近くに陽介の姿があった。
突然の謎の男の登場に、その場にいた全員が陽介に注目した。学生帽に肩で破けた学ラン、それだけでも注目される要素は揃っていた。
「何だお前は!」
「ここはお前の来るような所じゃないぞ!」
そんな野球部員達の言葉にも陽介は全く動じず、どこからか持って来たバットを振っていた。
鬼塚「何だあいつは?他校のスパイにも見えんし、一体・・・」
鬼塚は考えるように、突然の来訪者の陽介を見て言った。
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