0人が本棚に入れています
本棚に追加
/24ページ
陽介「先生殿」
席に着いて間もなく陽介が先生を呼んだ。
勇気(殿って・・・あんた何時代の人?)
勇気はツッコミを入れながら右隣の席をちらっと見た。そこには転校生の町田陽子が座っていた。
勇気(新学期早々、何かついてるぜ!)
勇気がそんな事を考えていると、陽介がこちらを見てきた。
陽介「先生殿、席を変えてくれませんか?」
勇気(は?突然何を言い出すんだ。)
先生「・・・訳を、話してくれるかの?」
先生は冷静に陽介に理由を聞いてみた。
勇気(先生、あんたやっぱ大人だ・・・)
陽介「陽子の席の隣に座っている彼、彼が陽子をいやらしい目で見ているんです。」
陽介はこちらを睨みつけながら言い放った。
勇気(ドキッ)
陽子の隣の席、右隣は女子生徒である。よって自動的に左隣に座っている勇気という事になる。
ズズー
陽子は机を離しながら勇気をけだものでも見る様な目をした。
最初のコメントを投稿しよう!