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「で…サポートってなんだ?」
もう遠回しに言っても無駄だと判断した。
「コレだよ」
光はパソコンを開いた。そして何やらマウスをカチカチッと動かす。
出てきたのは
[バトルフィールド2]の画面だった。
「このマシンガンでオレは戦う」
軍の自分の役目を[support]にする。
途端に戦場に立つPC。
光はPCを上手く動かして敵本陣が見渡せるポイントに立った。
「コレがサポートの仕事」
そう言って、光はPCにマシンガンをぶっ放させた。
用心して、敵が出てこなくなった。
「いいのかよ?コレで」
「うん」
そう言っている間に味方がどんどん攻め入る。
「うぉ」
あっという間に敵の陣地が味方の陣地になってしまった。
「この役目をオレがする」
すげー。なんかカッコいい。
――――と。
ぐるるるるるる…
「腹減った」
「俺も…」
二人でなんか作ろうと言ったが、料理なんかしたことがない。
ジッ
(第二の試練だね)
ゼロの声がかなり重く感じた。
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