助っ人探し

6/6
前へ
/100ページ
次へ
「ところでなんでスナイパーライフルなんて?」 タケの家に向かう途中に聞いてみる。どーせヒマだし。 「さっき100人斬りしただろ?その時にさ。敵の中にリーダーがいるってわかったんだ」 リーダー? 「そんなやついたか?」 全く指揮取ってるとこ見なかったぞ。 「敵の中に紛れ込んでるんだ。そいつが傷付くと、敵の数が減る」 こいつ…どこまで敵を見透かしてるんだ…。やっぱ死神って呼び名がふさわしいな…。 「リーダーが死ねば奴らは撤退する」 「だからそのリーダーを狙うためにスナイパーライフルがいいんだ?」 「そ。まぁ使った事ないんだけどさ。」 ………当たり前だろ。 光はともかく、俺だってショットガンなんて持った事なんか無い。 「いたぞっ!」 サラリーマン姿の男10人ぐらいがマシンガンを撃ってきた。 「ぅおっ!」 全員、住宅の影に隠れる。 「………俺の出番だ」 ニヤリと箕風の口元が上がった。 俺と光が弾幕を張る。弾幕ってのは銃を連射して、敵を近寄らせない事だ。 箕風はその間に高い所に登る。 「作戦開始だ!」 さぁ…見せてもらおうじゃねーか。 死神の実力を。
/100ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4259人が本棚に入れています
本棚に追加