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「やべっ。マシンガンがオーバーヒートした!」
光が焦った声を出す。
「マジかよ…すぐに直るか!?」
ショットガンをぶっ放す。
ダアアァァンッ!
「ぎゃああああっ!」
サラリーマンの右腕が吹っ飛ぶ。
ジャァッキン!
もう一発!
ダアアァァンッ!
今度は胴体にぶち当たった。崩れ落ちるサラリーマンの身体。
「よっし!大丈夫だ!」
光のマシンガンが再び火を吹く。
……………ん?
なんか…違和感。あのサラリーマンの中に少し違和感を感じる。
!?
………わかった…違和感の正体。
そして、リーダーも!
「光っ!茶色のスーツ着てる奴がリーダーだ!」
そうだ。みんな黒のスーツなのに一人だけ茶色。
ただ単に着ているだけじゃない。少しこの場所からだと見えにくい色なんだ。
「ホントか?」
「間違いない!そうだろ?」
「あぁ!そうだ!だから回りを退かせられるか?」
こいつ…茶色しか狙ってねーな。でも、俺はショットガンしか…。あ。
ウエストポーチをまさぐる。
無い…落としたか?
落ち着け……あった!
それをウエストポーチから取り出すと構えて、茶色の前に立つ黒スーツを撃った。
タァンッ!
「ぎゃあっ!」
黒スーツがよろけた。
…………パアァァァァン!
茶色の頭が飛んだ。
慌てて黒スーツ達が逃げ出す。「すげぇな…」
俺らの目線の先には大鎌のようなライフルを持った、現代の死神がニヤリと笑っていた。
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