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大和の家まであと100m!
「うおおおおっ!」
すぐそこで銃を構えている奴らにショットガンをぶっ放すと、住宅の影に隠れた。
チュチュイィーンッ!と言う音。家の壁がえぐれている音だ。
「おっかねーなぁ…」
もし、壁すれすれに隠れていたら頭を打ち抜かれていたかもしれない。
ドッキャアァァ………ドォンッ!
すごい爆風!
「タケ!味方がいるんだぞっ!」
そう言って、家の影から飛び出す。近くでバズーカの熱風にやられてフラフラしてる敵を蹴り倒して先に進んだ。
あと80m!
駆け出す足に力が入る。
ジャァッキン!
弾を排出[ジャムリング]すると構えた。煙が辺りに立ち込めていて敵が何処にいるのかわからない。
「っ!」
三つの人影。どんどん近付いてくる。敵か?味方―――――光達か?
心臓が高鳴る。
ドックン……ドックン…ドクンッ………
ブンッ!
煙の中から出てきたのは敵の拳だった。
「がぁっ!」
重力で、身体が道路に叩き付けられる。
「つぅ…!」
背中が痛い。
目眩(めまい)がする。
だが、追い討ちを回避するために右に転がった。そして敵の足にショットガンを密着させてぶっ放す!
ダアアァァンッ!
「ギャアアアアッ!!!!!!!」
相手の血液が俺にバッ!と散らばる。だが躊躇(ちゅうちょ)はしていられない。
倒れた敵の頭にショットガンをかまして、起き上がる。そして、勢いを付けて真ん中の影の肩に、右足を乗せて飛び上がった。
すぐに身体を180°反転させて左の影の頭を打ち抜いた。
膝からゆっくりと崩れ落ちる左側の影。
残るはあと一人。
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