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「ごめんな。音無」
「おいっ!大和!何をやらかすんだ!」
箕風が止めるのも聞かずに、大和は引き金を引いた。
パンッ!
銃弾は俺の頭じゃなくて……傷口の左腕に当たった。
「う゛あああああっ!」
腕が――――いや…傷口がバンッと破裂した。
痛みと吐き気で、気を失いかける。苦痛で涙が溢れてきた。
「ぅ…はぁ……ぐっ…」
大和はすぐに俺の傷口の上辺りに、ワイシャツを破いて作った包帯を、ギュッと巻き付けた。もちろん傷口にも。
「今、軽く骨を削った。出血が激しいから止血しといたぞ」
こいつ……悪魔の化身か何かか…?
「音無はしばらくは戦えないだろ」
……お前のせいでな!
「今回は籠城戦(ろうじょう)か……」
「ところで大和、お前の武器は?」
箕風の質問。俺は痛みで、とても話せる状況じゃない。
「コレと……コレだ」
大和が俺らに見せたのは、かなり重そうなアサルトライフル。そして、龍の紋様の描かれた刀。
「かっこえー……」
「…話の途中で悪いが、今からメンバーと、それぞれの武器をこのノートに書き込んでおいた。好きに読んでくれ。」
音無佑理(オトナシ ユウリ)
武器・ショットガン
サブ・グロック
現在、負傷中。
藤原光(フジワラ コウ)
武器・マシンガン
サブ・なし。その代わり弾倉をたくさん持っている。
内谷箕風(ウチヤ ミカゼ)
武器・スナイパーライフル
サブ・サイレンサー装着ルガー(コストが高く、ベレッタに負けた銃。ただし、性能はベレッタとさほど変わらない)
山田 武(ヤマダ タケシ)
武器・スプリットマシンガン(弾足が早く、戦車を破壊する時などに使われる)
サブ・ミサイルランチャー(バズーカ)
俺。
金田 大和(カネダ ヤマト)
武器・アサルトライフル
サブ・接近戦用の刀。
まぁ…こんなところだ。
さて。待ちくたびれたぜ。
一暴れしてやるか。
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