4259人が本棚に入れています
本棚に追加
とりあえず藤原の家まで行かないとな…。
そう思いながら改札を出ようとした。―――が、足が止まる。
「切符とかあったか?」
ポケットをまさぐるが何もない。
ジッ
(普通に無視すれば大丈夫さ)
しょうがないから指示に従って、改札を飛び越える。
…すごい光景だな。
道行く人全てが武装。女子高生はケータイじゃなくてベレッタ(バイオハザード等のハンドガンで使用されている銃のモデル)を持ちながら喋っている。
パンッ!
目の前で銃声が聞こえた。弾丸は俺の右頬をかする。
銃を向けたのは近くでたむろっていた不良だった。
「っ!」
ダァンッ!
ショットガンを不良にぶち込む。
「ぎゃああああっ!」
ジャァッキン!
弾をジャムリング(排出)する。空薬莢が地面にカランッ…と落ちた。
その途端、響き渡る銃声。
「つぅっ!」
敵は10人はいたかもしれない。
とにかく逃げないと!
俺は走り出した。
最初のコメントを投稿しよう!